こんにちは、代々木の鍼灸salon KUKUNAです。
東洋医学の津液とは、血液以外の体内の水分を意味します。
津とは、サラサラした体表面を巡る水分のことで、
液とは、ねっとりとした深層部を巡る水分のことです。
津液には二つの作用があり、津は気とともに体表面を巡り潤いを与えたり汗として余分な熱や老廃物を排出します。
液は臓器に栄養を与えたり関節内の滑液として動きを滑らかにしています。
●津液の不調で起きる症状●
津液が不足すると、【陰虚】 身体の乾燥、赤み、ほてり、空咳、便秘 など
津液が過剰になると、【湿】 だるさ、頭重、粘口、発汗しやすい、むくみ、下痢 など
さらに進むと【痰飲】 耳鳴、めまい、不整脈 など
湿の状態が長期化すると、【湿熱】 湿の症状に加えて、黄色く粘りっ気のある痰、吹き出物が多い、皮膚の化膿や炎症が出やすい、暑がりで汗かき など
巡りの異常によってさまざまな症状が出てくる津液。高熱や長期の発熱など不足している時は吸収しやすい水分を足してあげて、過剰に摂取したときは気おともに巡らせて代謝する散歩など軽く汗がでる運動をしてあげましょう。
デスクワークで巡りが悪く、夕方になるとむくむという方はぜい鍼灸を受けてみませんか。